毛嚢炎はセルフ脱毛の影響?治療法や予防法を解説

2024.10.242024.11.25

セルフ脱毛で毛嚢炎になるって本当?」

「毛嚢炎ができたらどうすればいいの?」

 

毛嚢炎(もうのうえん)は、皮膚感染症の一種です。決して珍しい病気ではなく、セルフ脱毛をしていなくても発症することがあります。

しかし、セルフ脱毛をしていると普段より毛嚢炎のリスクが上がるため注意が必要です。

今回は、なぜセルフ脱毛で毛嚢炎ができるのか、どうすれば治療や予防ができるのかについて解説します。

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毛嚢炎とは

毛嚢炎は毛包炎(もうほうえん)とも呼ばれており、セルフ脱毛によって生じることがあります。アトピー性皮膚炎の方ではとくに発症しやすいことが特徴です。

毛根を包んでいる毛嚢に炎症が起きた状態を毛嚢炎といいます。

 

毛嚢炎の原因

毛嚢炎の原因は、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌です。これらの菌が小さな傷などから入り込むことで炎症を引き起こし、毛嚢炎を発症させます。

このほか、マラセチア菌や緑膿菌が原因となることもあります。ステロイドの外用薬も発症の原因です。

ステロイドには免疫機能を低下させる働きがあり、細菌が繁殖して毛嚢炎になることがあります。

 

毛嚢炎の症状

毛嚢炎になると、毛穴の中央に膿が溜まり皮膚が盛り上がります。また、赤みを帯びていることが基本です。人によっては痛みを伴うこともあります。

膿が溜まるのでニキビができたと勘違いされる方も少なくありません。

毛嚢炎とニキビを見分けるのは意外と簡単です。ニキビには芯のようなものがありますが、毛嚢炎にはありません。

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セルフ脱毛で毛嚢炎ができる理由

毛穴があれば毛嚢炎は誰にでもできる可能性があるといわれています。セルフ脱毛をしていると、毛嚢炎のリスクが高まることも最近では知られるようになってきました。

セルフ脱毛で毛嚢炎ができるのは、主に2つの理由が関係しています。

 

自己処理で肌がダメージを受けている

セルフ脱毛をする際には、事前の自己処理が必須です。照射する前に毛を2mm程度に短くしておかなければなりません。

毛が伸びた状態で照射すると、セルフ脱毛の効果が弱まったりやけどのリスクが高まったりする可能性があります。自己処理のときにカミソリを使っている方が多いのではないでしょうか。

カミソリは、毛と一緒に肌の表面まで削ってしまいます。そのため、肌にできた小さな傷から細菌が入り込んで毛嚢炎になることがあるのです。

 

照射した光によるダメージを受けている

セルフ脱毛時に照射する光は、発毛組織のみにダメージを与えられるように設計されています。しかし、肌に与えるダメージがゼロになることはありません。

照射した光が肌のバリア機能を低下させるため、毛嚢炎ができやすい状態になります。バリア機能とは、皮膚を外敵から守るための働きです。

この働きが落ちると、細菌に感染しやすくなったり、刺激に弱くなったりします。

 

毛嚢炎を治療する方法

毛嚢炎ができてしまっても、適切な処置をすれば跡が残ることなくきれいに治ります。

ただし、繰り返し毛嚢炎ができると色素沈着したり肌がでこぼこになったりなどのリスクが高くなるため、早めに対処することが大切です。

 

軽度であれば様子見でOK

ポツポツと数個程度の毛嚢炎しかできておらず、症状も軽度であればそのまま様子見でも構いません。とくに処置をしなくても自然に治まることが多いでしょう。

気になるようでしたら、抗菌成分が入っている市販薬を使っても問題ありません。

 

皮膚を清潔に保つ

毛嚢炎は、細菌が感染することで発症する皮膚炎です。細菌が繁殖しないように皮膚を清潔に保つことで、症状の悪化を防げます。

過度に洗浄する必要はありませんが、1日に1回はお風呂に入って全身をきれいに洗いましょう。

 

赤みや痛みが強いときは外用薬を使う

赤みや痛みが強いときは、放置していてもなかなか治りません。できるだけすぐに薬を使った治療を始めてください。抗菌成分の入っている塗り薬や飲み薬で治療できます

塗り薬は市販でも購入が可能です。飲み薬は医療機関で処方してもらえます。

症状が悪化した場合は膿を出す処置を行ってもらう必要が出てくる可能性もあるため、早めに治療を行いましょう。

 

セルフ脱毛による毛嚢炎を予防する方法

セルフ脱毛が原因の毛嚢炎は、予防することもできます。

毛嚢炎は細菌の感染が原因のため、感染しにくい環境を整えることが予防の基本です。

 

自己処理は清潔な電気シェーバーを使う

セルフ脱毛で毛嚢炎になるリスクを高める大きな原因として挙げられるのが、自己処理です。とくにカミソリを使って自己処理をしている方が注意しましょう。

カミソリは肌にも大きな負担を与えます。これまでにカミソリ負けを起こしたことがある方が多いのではないでしょうか。これは、カミソリで皮膚が傷ついている証拠です。

肌の負担を最小限にするためにも、自己処理は電気シェーバーを使って行いましょう。電気シェーバーなら刃が肌に直接あたらないため、大きな負担をかけることがありません。

 

保湿ケアを行う

バリア機能を高めるためには、保湿ケアが欠かせません。肌に十分な水分がないとバリア機能はしっかりと働かないのです。

そのため、セルフ脱毛中は念入りに保湿を行いましょう。照射する部位はすべて保湿をしてください。

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生活リズムを整える

肌のバリア機能を低下させないようにするためには、生活リズムにも気をつける必要があります。まず、バランスの良い食事を心がけましょう。

また、睡眠をしっかりとることも大切です。食事と睡眠に気を使うことで、肌のバリア機能が高まり、毛嚢炎の原因となる細菌に負けにくい肌を作れます。

 

セルフ脱毛で毛嚢炎ができたときに注意すべきこと

毛嚢炎は、症状によってはそのまま放置していても治ることがあります。

しかし、間違った対処をすると悪化する恐れもあるので気をつけましょう。

 

毛嚢炎を潰さない

毛嚢炎ができると、中に溜まった膿を出すために潰したくなるかもしれません。しかし、潰すのは絶対に避けてください

潰すと皮膚が大きなダメージを受け、跡が残ることがあります。

 

できるだけ皮膚科で治療する

症状が軽ければ市販薬で治療しても構いませんが、できるだけ皮膚科を受診するのをおすすめします。毛嚢炎と自分では思っていたのに、実は違う病気だったということもあるからです。

適切な治療を早い時期で行うためにも、皮膚科を受診しましょう。

 

症状がひどいときはセルフ脱毛を避ける

いくつも毛嚢炎ができていたり、痛みや赤みが強いときはセルフ脱毛を避けてください

数が少ない場合は毛嚢炎がある部位を避けて照射することもできますが、広範囲だとそれも難しくなります。毛嚢炎があるのにセルフ脱毛すると症状の悪化につながるのでやめましょう。

 

セルフ脱毛サロンハイジで毛嚢炎ができにくい脱毛をしよう

毛嚢炎が心配な方、過去に毛嚢炎を発症したことがある方は、肌に負担をかけにくい脱毛を心がけましょう。

セルフ脱毛サロンハイジなら、毛嚢炎ができにくい脱毛ができます。

 

肌にダメージを与えにくいHHR方式を採用

ハイジでは、セルフ脱毛専用に開発したHHR方式の業務用脱毛器を採用しています。HHR脱毛方式は従来のIPL方式とSHR方式のハイブリッドです。

メラニン色素に強く反応することなく、主にバルジ領域にダメージを与えることで効果を発揮します。

バルジ領域は皮膚の浅いところにあるので、出力を過度に上げて照射する必要がありません。そのため、肌への負担を最小限にできます

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脱毛後すぐに使える保湿剤を完備

毛嚢炎を予防するためには、バリア機能を低下させないように保湿することが大切です。

ハイジでは、脱毛後すぐに使える保湿剤を完備しているため、その場ですぐに保湿できます。帰宅してから急いで保湿する必要はありません。

 

まとめ

セルフ脱毛の影響で毛嚢炎ができる可能性があります。脱毛前の自己処理で肌を傷つけてしまったり、照射によって肌のバリア機能が低下してしまったりすることが原因です。

セルフ脱毛サロンハイジなら、肌に負担をかけにくHHR方式の脱毛器を採用しているので毛嚢炎が心配な方でも脱毛できます。

月額5,000円から通い放題になるプランも用意しているので、気になる方はぜひハイジをご利用ください。

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この記事の監修者

  • 美容・医療ライター

    岡本ひかり

    2014年に薬学部薬学科を卒業し、薬剤師の資格を取得。大手ドラッグストアに就職し、調剤やOTC販売を経験する。2018年にライター活動を開始。現在は医薬品や化粧品、健康食品、美容医療など健康と美に関する正しい情報を発信中。医療ライターとしてさまざまなジャンルの記事執筆を行っている。これまで脱毛関連記事を400本以上執筆。