2025.11.27 川越駅前店
はじめに
脱毛サロンでの施術効果を最大限に引き出すために、自宅での自己処理は非常に重要です。しかし、間違った方法で処理してしまうと、肌ダメージが増加し、脱毛の効果が低下するだけでなく、施術当日にトラブルが発生する可能性もあります。このガイドでは、脱毛前の正しい自己処理方法から避けるべきNG行為まで、専門的な視点から詳しく解説します。
脱毛前の自己処理が重要な理由
脱毛機は肌の表面に出ている毛に直接反応するのではなく、毛根の黒いメラニン色素に反応して熱を発生させるため、毛が長いままだと複数の問題が生じます。長い毛に反応してしまい、毛根へのエネルギーが分散することで機械の出力が毛根に届きません。毛が長いと毛に集中した熱で肌がやけどする可能性も高まります。さらに、毛が長いほど施術時の痛みが強くなり、長すぎる毛がある場合は安全上の理由から施術を断られることもあります。
適切に処理された肌であれば、脱毛効果が高まり、快適な施術を受けられます。施術前の自己処理は単なる準備ではなく、脱毛効果を大きく左右する重要なステップなのです。
脱毛前の正しい自己処理方法
電気シェーバーを使用する方法(推奨)
脱毛前の自己処理に最も適しているのが、電気シェーバーです。電気シェーバーは肌表面の毛だけを削り、毛根は肌に残すため、肌への刺激が最小限に抑えられます。毛抜きと比べて肌ダメージがほぼありませんし、カミソリより安全で、剃り傷のリスクも低いです。
電気シェーバーを使用する場合は、脱毛予定日の1~2日前に処理を行ってください。お風呂上がりなど、肌が清潔で湿った状態で処理するのが効果的です。処理部位を十分に保湿してから、電気シェーバーの刃を肌に対して垂直に当て、毛の流れに逆らう方向(毛を立たせる方向)にゆっくり動かします。同じ部位を何度も処理しすぎないようにしてください。処理後は化粧水やローションで肌を保湿することが大切です。
カミソリを使用する場合
電気シェーバーがない場合、カミソリの使用も可能ですが、より丁寧に扱う必要があります。カミソリは新しい清潔なものを用意し、処理前に肌と毛を温かいお風呂やシャワーで温めます。シェービングクリームやボディソープを十分に塗り、毛の流れに沿って、優しくゆっくり剃ることが重要です。力を入れすぎないようにして、処理後は冷たい水で肌を引き締め、たっぷり保湿してください。ただし、カミソリは肌を傷つけるリスクがあるため、脱毛の3日以上前に処理を完了させましょう。
脱毛前の自己処理でのNG行為
毛抜きは絶対にNG
毛抜きを使用した自己処理は、脱毛を受ける際に最も避けるべき方法です。毛を根っこから抜いてしまうと、毛根のメラニン色素がなくなり、脱毛機が反応できなくなるため脱毛の効果が大きく低下します。毛抜きで無理に抜くと、毛が皮膚の中で成長する埋没毛が発生しやすくなりますし、毛穴が開き、細菌感染による炎症やニキビが発生する可能性もあります。毛包が傷つくことで、脱毛施術時の痛みも増加します。脱毛期間中は毛抜きを使用せず、必ずシェーバーで処理してください。
除毛クリーム・脱毛クリームの使用
除毛クリーム(例:ヘアリムーバル)や脱毛クリーム(例:脱毛ワックス)の使用もおすすめできません。化学薬品が肌に反応し、赤みやかぶれが発生する可能性があります。クリームの成分が肌に残っていると、脱毛機の効果が低下しますし、毛抜きと同様に脱毛機が反応する毛がなくなってしまいます。
ワックス脱毛やブラジリアンワックス
ワックス脱毛も脱毛期間中には避けるべきです。毛を根ごと抜くため、脱毛効果が低下し、肌の刺激も増加します。脱毛期間中は毛をシェーバーで処理することに統一してください。
自己処理を控えるべき時期
脱毛予定日の当日は朝に自己処理をしてから施術を受けても問題ありませんが、時間に余裕を持って準備してください。脱毛施術後3日以内は肌がデリケートな状態のため、自己処理は避けるべきです。また、日焼けしている、毛穴が炎症している、傷があるなど肌がダメージを受けている場合は自己処理を中止し、肌が回復するまで待ちましょう。
脱毛機の種類による自己処理のポイント
光脱毛(IPL・SHR方式)の場合
セルフ脱毛サロン ハイジで採用されているHHR方式を含む光脱毛では、毛根にアプローチするため、肌表面の毛がない状態が理想的です。脱毛予定日の前日までに電気シェーバーで処理を完了させてください。毛が短く整っていると、施術がスムーズで肌への負担が少なくなります。
医療脱毛(レーザー脱毛)の場合
医療脱毛クリニックでも同様に、事前のシェービングが推奨されます。ただし、クリニックによっては施術前にスタッフがシェービングしてくれる場合もあるため、事前に確認しましょう。
脱毛前後のスキンケアのポイント
自己処理後のスキンケア
自己処理後のスキンケアは非常に重要です。処理後は必ず化粧水やローションで肌を保湿してください。成分がシンプルなローションやセラミド配合の保湿クリームが最適です。シェービング後は肌が敏感になるため、日中の日焼け止めの使用は必須です。
脱毛前日のケア
脱毛前日のケアについては、できれば前日夜に自己処理を済ませ、肌を休ませることをおすすめします。当日朝は優しく洗顔し、清潔な肌で施術に臨んでください。施術前の保湿も大切です。脱毛効果を高めるため、化粧水で肌を整えておきましょう。
脱毛後のスキンケア
脱毛後のスキンケアも同様に重要です。施術直後は肌が温かくなっているため、冷たい水で冷却してから保湿してください。肌が敏感な状態のため、次の自己処理は3日以上経ってから行いましょう。施術後24時間は熱いお風呂やプール・サウナを避けることも重要です。
まとめ
脱毛前の自己処理は、脱毛の効果と肌の健康を守るために不可欠なステップです。電気シェーバーが最適な処理方法で、肌への刺激を最小限に抑えながら毛を処理できます。毛抜きは脱毛効果を大きく低下させるため絶対に避けてください。施術の1~2日前に処理を行い、肌が落ち着いた状態で施術に臨むことが大切です。そして、処理前後のスキンケアが肌の状態を大きく左右するため、保湿ケアを徹底することが重要です。これらのポイントを押さえることで、セルフ脱毛の効果を最大化し、快適で安全な脱毛体験ができます。

