2025.05.26 川越駅前店

手軽にできる「セルフ脱毛」。
いわゆる家庭用脱毛器やワックス、シェーバー、セルフ脱毛サロンなど、選択肢もいろいろあります。
ただ、便利さの一方で、こんな声もよく聞こえてきます。
「脱毛したあとに肌が赤くなってヒリヒリする」
「すぐ消えると思ったのに、次の日も赤みが引かない」
「これって普通なの?それとも肌に合ってないの?」
セルフ脱毛にトラブルはつきもの、とまでは言いませんが、ある程度の肌への刺激が起きるのは、正直なところ避けづらい部分もあります。
とはいえ、「赤みが出たら即アウト」というわけでもありません。
今回は、セルフ脱毛で赤みが出たときにどう考えるべきか、どこまでが正常で、どこからが注意ポイントなのか、というあたりを整理していきます。
赤みが出る理由
一番シンプルな理由は「摩擦や熱による軽い炎症」です。
家庭用の脱毛器には、フラッシュタイプ(光脱毛)やレーザータイプがありますが、どちらも少なからず熱を加える仕組みです。
その熱によって、毛根にダメージを与えるわけですが、同時に肌表面の角層や、皮膚の浅い部分にも刺激が加わります。
それが結果的に、赤みや軽い腫れ、ピリつきとして出てくる。
これだけ聞くと怖く感じるかもしれませんが、ある意味では「正常な反応」と言えることも多いです。
例えるなら、軽く日焼けした後のほてりに近いイメージです。
一時的なもので、数時間〜1日程度で引いてくるなら、あまり神経質になる必要はありません。
「軽い赤み」と「要注意な赤み」の違い
とはいえ、全部の赤みが「放っておいて大丈夫」と言い切れるわけではありません。
ここで、少しだけ見分け方の話をしておきます。
まず、「軽い赤み」というのは、脱毛した部分にうっすら赤みが出ている程度の状態です。
触ってみると少しあたたかい感じがして、鏡で見たときに「あ、ちょっとピンクっぽくなってるな」くらい。
でもヒリヒリ感がすぐおさまる、かゆみがない、という場合は、基本的に深刻な炎症ではありません。
逆に注意が必要なのは以下のような状態です。
- 脱毛後すぐに赤いブツブツが広範囲に出た。
- 赤みが24時間以上たっても引かない、むしろ広がっている。
- かゆみ、ヒリヒリ感、腫れが強くなっている。
- 肌の表面に水ぶくれができている。
このような場合は、炎症が強かったり、アレルギー反応の可能性もあります。
無理に保湿を重ねたり、市販のクリームをたくさん塗るよりも、まずは肌を冷やして、できれば皮膚科に相談するのが安心です。
実は「赤みが出やすいタイミング」がある
「前回は大丈夫だったのに、今回は赤くなった」という経験をした人もいるかもしれません。
これは、肌のコンディションが影響していることがあります。
例えば、
・睡眠不足や体調不良の日
・生理前後などホルモンバランスが乱れているとき
・肌が乾燥している状態
・前日にスクラブやピーリングなどをしたあと
こういう日は、肌のバリア機能が弱くなっていて、普段より刺激に敏感になりやすいです。
同じ脱毛器を使って、同じ設定で処理したとしても、肌の状態次第で反応は変わる、ということです。
なので、「前は平気だったから今回も大丈夫」とは限らない、という点は覚えておいて損はありません。
セルフ脱毛後、赤みを防ぐにはどうすればいい?
赤みを完全になくすことは難しくても、出にくくするためのコツはいくつかあります。
まず一番大事なのが「保湿」です。
脱毛後は肌が軽くダメージを受けた状態になっているため、水分が蒸発しやすくなっています。
ここでしっかり保湿しておくと、肌の修復スピードが上がり、赤みも出にくくなります。
とはいえ、刺激が強い成分の入ったスキンケアは避けた方が無難です。
香料・アルコール・レチノールなどは、脱毛直後には避けたほうがいいです。
もうひとつ大切なのが「冷やすこと」です。
赤みやほてりが出たときには、肌を冷やすだけでかなり落ち着くことがあります。
冷たいタオルを数分当てる、保冷剤をタオルで巻いて当てる、というだけでも十分です。
そして、使用する脱毛器の出力は「強ければ効果が出る」というわけではありません。
最初は弱めの設定から始めて、様子を見ながら徐々に調整していくのが安全です。
まとめ
「赤みが出る=即ダメ」ではないが、無視もしない
セルフ脱毛後の赤みは、多くの場合、一時的な反応です。
数時間〜1日程度でおさまるようであれば、そこまで神経質になる必要はありません。
ただし、「毎回強く出る」「悪化していく」「他の症状もある」といった場合は、それなりの対処が必要です。
大切なのは、「赤くなった=ダメだ」と思い込むことではなく、「肌からのサインを見逃さない」ことです。
脱毛もスキンケアの一部と考えるなら、「やること」だけでなく「その後どうケアするか」もセットで考えた方が、結果的に満足度も高くなります。
安心してセルフ脱毛を続けるためにも、自分の肌としっかり会話することを忘れないようにしたいところです。