VOICE FCオーナー様の声

医師をしながらセルフ脱毛サロンを運営!医師が考える脱毛業界の今後とは?【渋谷店 白石オーナー】

ハイジのフランチャイズオーナーに加盟した理由とは?

現在、本業は東京のクリニックで麻酔科医師として勤務しております。

ハイジに加盟した当時も勤務医でしたので新しい未知の事業に時間を割ける状態ではありませんでした。

無人で運営できるハイジは副業を始めやすい

ハイジはセルフ脱毛サロンとして無人で運営するというコンセプトでした。

そのため、①人を雇用せずに自分一人でも運営が可能 ②現在の仕事を続けたままで副業として可能 ③現在の仕事の退職後の収入の支えとなりうるとの考えに至りました。

それなら、退職後に始めるより今から現在の仕事と並行で行おうと思いました。

ハイジの場合、初期投資費用はそれほど大きくなく、何より他人を雇用するリスクがないことが背中を押してくれました。

また、ハイジは本部組織がしっかりしていて、店舗経営など経験がない私にもサポートやアドバイスをしていただける仕組みがあり、フランチャイズ加盟を決心しました。

実際に運営してみると、無人とはいえお客様相手のサービス業ですから、お客様に迷惑をかけて叱責されたり、思わぬトラブルが発生し冷や汗をかいたりするようなこともあります。

でも、その都度、本部と相談してサポートしていただき、日々反省し、新たな工夫や取り組みをしたり、今ではそのトラブルを乗り越えることを楽しめるようになっています。

医師から見た脱毛業界とは?

女性の間では、もはや脱毛が常識化された頃、私はハイジのオーナーになったのですが、その時期から男性の美容に関する興味が盛り上がっている感じを受けました。

医療業界でも美容外科や美容皮膚科系への人材の流れが大きくなり始め、麻酔科医の募集もありました。

やはり、男女ともに美容意識が高くなっている時代なのだと思います。

脱毛は美容の「一丁目一番地」的存在だと思いますのでこれからさらにこの流れは大きくなるでしょう。

医療脱毛や美容脱毛の料金システムに疑問を抱く

美容への意識が高まっていると気づき、いろいろ業界について聞いてみると、医療脱毛や美容脱毛のお金の払い方のシステムがあまりにも歪んでいるなと感じました。

医療脱毛だったとしても、医者的に言わせると「完全脱毛(一生生えてこない)」はあり得ません。

定期的にメンテナンスが必要になり、ムダ毛がない状態を維持するには回数を重ねていくしかない。

定期的なメンテナンスを続けていくしかないのに、例えば「2年間で何回」と回数が決められ、しかも先に高額な代金を支払うというこのシステムはあまりにもひどいのではないかと思っていました。

このシステムで続けて価格競争が始まると、いつか脱毛業界は崩壊するのではないかと感じます。

そういう中で、ハイジのような料金システム(ローンではなく月額や回数券)に関しては協力したいという思いがあります。

今まで脱毛したいけど、金銭面や怖いといったハードルが高く踏み込めなかった方の意識を変えたい、脱毛業界を改革していきたいですね。

医療業界に風穴を開けたい気持ちが高まる

レーザー脱毛が普通の脱毛サロンでは使えないのは、医者の既得権益ですよね。

それは良いのですが、もう少しお客様に寄り添ってあげるべきではないのかなという想いがあります。

医療脱毛の現場で施術しているのは、医者じゃなくて看護師の場合もありますから。

医療脱毛によって軽度の火傷が起こる可能性がありますが、薬剤に対するトリートメントさえわかっていれば医師ではなく看護師が施術しても問題なく、本来頻度もあまり制限はありません。

それでも、医療業界が自分たちに都合のいいように制限などしていたんです。

そういった想いもあったので、ハイジさんの「脱毛業界改革」という姿勢に賛同することができました。

医療脱毛、美容脱毛、セルフ脱毛、それぞれの立ち位置について

医療脱毛の特徴とは?

医療脱毛はレーザー脱毛器を利用し、医師もしくは看護師が施術を行うものです。

医学的には毛根細胞をレーザーで破壊するという方法で、毛周期に合わせて複数回施術を行うことで脱毛効果を得ようとするものです。
永久脱毛を謳っていますが、永久脱毛の定義とは施術後1か月後の毛の再生率が20パーセント以下ということなのです。

数字的には限りなくゼロに近づくが、必ずしも完全に無くなるということではないと思ってください。

料金に関してですが、今でこそ、都度払いという方法のあるクリニックもあるようですが、基本は2年間複数回の料金を最初に一括で支払うという、利用者側からすればとてもリスクの高い不親切な仕組みになっています。

レーザー使用は法的に医療行為と定められており、医療側の既得権益のもとで仕組みが作り上げられているのではないかと私は思っています。

脱毛を一番渇望する若い世代の人々が選択するにはかなりハードルが高い方法だといえるでしょう。

美容脱毛の特徴とは?

美容脱毛はエステサロンや脱毛専用サロンで光脱毛器を用いて脱毛をします。

施術者はいますが、特に資格を持っているわけでもありませんし必要もありません。

効果はレーザー脱毛よりは劣るということになっていますが、その客観的評価ははっきりしません。

施術時の痛みはレーザーよりは軽いと言われています。

脱毛器による痛みは医学的には軽い熱傷と判断していいと思いますが、その点では光脱毛器の方が出力は低い分、熱傷リスクは少ないと思います。

しかし日焼けした際の皮膚のダメージは人によって異なるように、脱毛器による熱傷も異なります。

そのため光脱毛器は簡単に出力を調整することができるので個々の皮膚の様子をみながら対応していくわけです。

費用は医療脱毛よりは安いのが相場だとは思いますが、施術者の人件費が発生するため、特別安価という感じではありません。

セルフ脱毛の特徴とは?

セルフ脱毛は光脱毛器を用いて利用者個人が行うもので、現在は大きく2つの種類があります。

一つ目は家庭用脱毛器。美容機器として自宅で使用できる、低出力だが安全は担保されており簡単に量販店で購入することができます。

2つ目はハイジのようなセルフ脱毛専門のサロンです。比較的高出力な光を用いて行う業務用の脱毛器を店舗で使用できるタイプです。

セルフで行うため、自分好みの使い方ができ、費用も安価であることが特徴でしょう。

セルフ脱毛は今後もさらに進化していくと思われます。

これからはハイブリット脱毛がオススメ

このように三種三様、メリットデメリットがあります。

私はこれからの脱毛はこの3種の方法をうまく取り入れる、言うならハイブリッド方式の脱毛方法が求められるのではないかと思っています。

例えば、年数回の医療脱毛とその間のお手入れをセルフ脱毛で行うというような方法もありだと思っています。

それぞれの業態が協力し合って、ユーザー個々の費用対効果も考えたオーダーメイドの脱毛サービスが提供できるようになるといいのではないか。

その旗振り役として「セルフ脱毛サロンハイジ」の存在価値はこれからさらに注目されると思っています。

今後医師としてセルフ脱毛サロンを運営するために思うこと

今後の脱毛業界に対してどう考えてますかと質問されたら、まず間違いなく男性の美容意識は高くなってくると思います。

それと女性の若年化は間違いないです。

また、医療現場から言うと介護を見据えた脱毛もニーズが増えていくと考えています。

医療介護の際はやはり毛がない方が、圧倒的に楽なので。

そういう意味で、脱毛はこれから非常にスポットを浴びる分野であると思います。

また、いろんな新しい機械が出てくる分野でもあると思うんです。

そういった中で僕が思うのは、さっき言ったような医療脱毛の壁をぶち破るためにセルフ脱毛の単価を下げていって、もっと若い子が来やすくしてあげるという仕組みは考えたいなと思ってます。

例えば、女子中学生・高校生は1人では来づらいなと感じる方もいるかもしれませんが、2人セットの値段設定をしたら来店してくれそうですよね。

あとは、男の子は脱毛に2年で40万円って絶対使わないと思うんです。

1回飲みに行って3,000円ぐらいが理想だと思うので、脱毛も1回飲みに行くぐらいの感覚の値段にするとか……いろいろとキャンペーンなどプランを工夫して通いやすい店舗づくりをしていきたいと考えています。