2024.06.19
セルフ脱毛サロンやエステを開業するとき、気になるのが脱毛器の購入価格です。決して安いものではないため、脱毛器を導入したいと考えていても手が出せないこともあるでしょう。
そのようなときに活用したいのが、脱毛器の購入に使える補助金です。申請が通れば返済不要の補助金を受け取ることができます。
今回は、脱毛器の購入時に申請できる補助金の種類や申請するときの注意点について詳しく見ていきましょう。
目次
脱毛器の価格や相場は?
まず、業務用の脱毛器がどれくらいの価格なのかを紹介します。脱毛器は初期費用とランニングコストが必要です。
脱毛器の種類にもよりますが、初期費用は1台あたり400万前後のものが多いでしょう。安い脱毛器だと100万円程度のものもあります。
このほか、ランニングコストとしてランプの交換費用が必要です。こちらは約10~30万円と脱毛器の種類によってバラつきがあります。
脱毛器を購入する方法
脱毛器の購入方法には、主に次の3つがあります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合うものを選んでみてください。
個人で購入する
脱毛器を購入するのに特別な資格は必要ありません。個人でも自由に購入できます。個人で購入すると、価格を抑えられることがメリットです。
ただし、脱毛器に関する知識がない方だと、劣化具合を見抜けなかったり適正価格を判断できなかったりする可能性があります。
また、何か不具合が起きたときにメーカーの保証を受けられないこともあるので注意が必要です。
中古美容機器販売店で購入する
脱毛器の購入費用を抑えたいのなら、中古美容機器販売店を利用するのもよいでしょう。
中古のため、価格を抑えて購入できます。販売店が独自に保証制度を設けている場合もあるので、何かトラブルがあったときも安心です。
とはいえ、中古ですので新品と比べると性能が劣ることがあります。
また、脱毛器の使い方を教えてもらう研修を受けられないこともあるため、初心者の方だと扱い方にこまることがあるかもしれません。
メーカーや卸から購入する
純正品の脱毛器を購入したいのなら、メーカーや卸を通すとよいでしょう。新品の脱毛器を購入でき、保証やサポートも充実していることから安心して購入できます。
ただし、純正品ということもあり購入価格は高めです。また、メーカーや卸によって扱っている脱毛器のクオリティが異なります。
脱毛器の支払い方法
どの脱毛器を購入するか決めたら、支払いを行います。支払い方法は主に次の3つです。
現金一括払い
現金一括払いなら、総支払金額をもっとも抑えることができます。利子もかからないため、購入価格が割増になってしまうこともありません。
余計な費用がかからないことから、コストパフォーマンスも良いです。しかし、脱毛器の購入金額を一度で支払う必要があるため、まとまった資金が必要となります。
脱毛器の価格が150万円以上の場合は、固定資産税もかかるので注意しましょう。
レンタル
レンタルなら、まとまった資金がなくても脱毛器を導入できます。初期費用が抑えられ、節税対策も可能です。レンタル後にそのまま購入することもできます。
ただ、レンタル費用を毎月支払う必要があるので、費用によってはサロンの運営利益を出すことが難しくなる場合もあるでしょう。
また、長期的にレンタルしていると、一括で購入したときより割高になる可能性もあります。レンタルする脱毛器が中古であることも少なくありません。
リース
リースとは、リース会社が購入した脱毛器をユーザーが借りて使用する仕組みのことです。所有権がリース会社にあるため、固定資産税はかかりません。
また、リースの場合は中古ではなく新品の脱毛器を借りれます。ですが、レンタルのように短期間で解約することができないことがデメリットです。
脱毛器の購入時に補助金を活用するのもおすすめ
どの方法で脱毛器を購入することになった場合でも、多額の費用が必要なのには変わりありません。そのようなときに活用したいのが補助金です。
脱毛器を購入するために銀行から融資を受ける方もいますが、補助金を申請すれば脱毛器の購入費用の一部を賄うことができます。
返済する必要がないため、脱毛サロン開業の大きな手助けとなることでしょう。
脱毛器の購入時に使える補助金の種類
助成金の管轄は、経済産業省や地方自治体です。税金を財源として助成金を補助しています。申し込んだ後、審査に通れば補助金を受け取ることが可能です。
返済義務はありませんが、申請書に記入した使用用途のみにしか使えない決まりとなっています。
IT導入補助金
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者等を対象とした補助金です。業務の効率化や売上アップにつながるITツールを導入するために申請できます。
IT導入補助金には5つの枠があるので、脱毛サロンに合ったものを申請しましょう。
枠の種類 | 補助対象者 | 補助金の金額 |
通常枠 | 中小企業・小規模事業者等 | 導入関連費用の1/2(最大450万円)を補助。 |
インボイス枠
(インボイス対応類型) |
中小企業・小規模事業者等 | インボイス対応のITツール費用の1/2~4/5(最大350万円)を補助。 |
インボイス枠
(電子取引類方) |
中小企業・小規模事業者等、その他の事業者等 | インボイス対応の受発注システムの1/2~2/3(最大350万円)を補助。 |
セキュリティ対策推進枠 | 中小企業・小規模事業者等 | サービス利用料の1/2(最大100万円)を補助。 |
複数社連携IT導入枠 |
|
IT導入ツール費用の1/2~4/5以内(最大3,000万円)を補助。 |
小規模事業者持続化補助金
従業員が5名以下の脱毛サロンが対象となる補助金です。経営計画を作成し、これにもとづいて販路開拓の取り組みを行う際に申請できます。
対象経費の2/3(通常枠:最大50万円、創業枠:最大200万円)の補助を受けることが可能です。
ものづくり補助金
新たなサービス開発を行ったり、生産性を向上させるための設備投資をしたりするときに申請できます。創業直後の企業も対象となるため申請しやすいでしょう。
脱毛器の購入費用だけでなく、技術を習得するのにかかる費用も対象です。かかった費用の1/2もしくは2/3(最大1,250万円)が補助されます。
脱毛器の購入に補助金を使うときの注意点
補助金を申請すれば、少ない負担で脱毛器の導入ができます。
しかし、申請には注意点もあるので確認しておきましょう。
補助金が終了したり内容が変更になったりすることがある
補助金は、予期なく終了したり内容が変更になったりすることがあります。募集期限内であっても早期に打ち切ることがあるので注意してください。
利用を検討している補助金は早めに申請しておくと安心です。
申請してからお金を受け取るまで時間がかかることがある
補助金は申請したからといってすぐに受け取れるものではありません。脱毛器を導入した後に補助金が振り込まれる後払いの制度を採用しているケースも多くあります。
一時的ではありますが、自分で脱毛器の購入費用を負担する必要があることを覚えておきましょう。
申請しても通らないことがある
補助金は申請したら必ず受け取れるというものではありません。
申請内容によっては、受理されず補助金を受け取れないことがあります。
まとめ
業務用脱毛器の相場は、約400万円です。脱毛サロンを開業するにあたり、脱毛器の購入は避けて通れません。購入費用をできるだけ抑えたい方は、補助金の利用を検討してみてください。
脱毛器の購入には、IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金、ものづくり補助金などが利用できます。
自分で申請するのに自信がない方は、申請代行業者にお願いするのも一つの方法です。
補助金をうまく活用して、理想の脱毛サロンを作りましょう。
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