法律遵守宣言

2022.04.07

いきなり堅苦しい内容になりますが、これからハイジは法律遵守していきますというお話です。

こう書いてしまうと「今まで違法なことをしていたのか?」ということになりますが、正直なところ、もしかすると軽微な違法事項はあったかもしれません。

大前提となることは、法律を守ることは当たり前のことです。
しかしながら、エステ・脱毛業界は思っている以上に、簡単に法を犯してしまう可能性が高い業界です。
具体的には「景品表示法」「薬事法」「医師法」に抵触してしまう恐れが高い業界になっています。

そもそも業界は関係なく、もしかすると全ての事業が法律違反と隣り合わせなのではないでしょうか。
違法なこと=大きな犯罪を想像してしまうかもしれませんが、違法なことは実はとても身近なもので、
事業以外で身の回りをみても、生まれてこのかた100%法律を守っている、もしくは違法行為とみなされる可能性があるようなことを一度もしたことがないという方は限りなく少ないのではないでしょうか?


・家族に届いた手紙を開封する → 刑法133条によって信書開封罪に問われる可能性がある
・指定された日時以外にごみを捨てる → 清掃法第16条等違反となる可能性がある
・ドライバーやバールなどの工具を車へ積んでいる → 軽犯罪法第1条3号等に抵触し罪に問われる可能性がある
・別れた恋人の私物を勝手に捨てる → 器物損壊罪(刑法261条) となる可能性がある   等

こういったことは身近なもので、違法性があることに気づいてすらいないことも実は日常生活の中に多く潜んでいます。
もちろんこういったことで捕まったことがある方はかなり少数と思いますが、厳密に法律的には違法の可能性がある事柄なのです。

何が言いたいかというと、法律違反というものは、
実は知らないうちに(無知なため)、もしくは「このくらいいいだろう」という感覚で簡単に犯してしまうようなものなのです。
だからこそとても恐ろしいものなのです。

脱毛業界だけをとっても、実は消費者庁からの措置命令が最近で2件立て続けに起こっているのです。

恋肌 2022年03月03日
https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_220303_01.pdf

脱毛ラボ 2022年03月15日
https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_220315_1.pdf

こういった措置命令はある程度の件数の声が市民の方から寄せられないと出ないものではないかと思いますが、
内容を見た際に「このレベルのことでここまで大きなリスクになってしまうのか」ということが正直な感想でした。
それだけグループの代表である私の感覚が甘かったことに、一瞬寒気がしたほどです。
その感覚の甘さに大変反省をしました。

特にハイジのように、「無人のセルフ脱毛サロン」という世の中に存在していなかった新らしい業態で、なおかつ急拡大しているグループとなると
他の同業者よりも目をつけられやすくなってしまいます。
今後もハイジは拡大を続けていくので、一つでも法律違反事例が出てしまうとグループ全体に大打撃になってしまう可能性があります。

そうならないためにも、現在ハイジでは顧問弁護士や専門家の力を借りて、どこからどう見られても完全にクリーンなお店になれるよう、急ピッチで改善を進めています。
これまでもほとんど問題はなかったはずですが、「ここまでやっているお店や企業は他にはないであろう」というレベルを目指しています。

大前提として、本当にお客様のために、お客様目線でのサービスを提供すればこういった問題は起きにくいものではありますが、残念ながらそれだけでは不十分ということがよくわかりました。
しっかりとした知識や専門家の協力、細かいテクニックがないと、業種問わずいつのまにか違法行為をしてしまっている可能性が高いと思います。

この機会に皆さんも、ご自身の仕事や事業、日常生活でも法律違反になり得るようなことをしてしまっていないか、一度振り返ってみてはいかがでしょうか?
取り返しのつかないことになる前に。先手必守です。